Respectful Mind 髙井 收 (支部長・小樽商科大学)
今回、JACET北海道支部長選挙で選出されました小樽商科大学の髙井收でございます。偉大な諸先輩方の後を受けて、これから北海道支部長として働かせて頂くことに多大な誇りと、緊張感を感じております。まず、第48回JACET全国大会を成功裏に導いて頂いた西堀支部長、上野大会委員長をはじめ、北海道支部会員の皆様に感謝を申し上げると共に、これからの支部運営に関してご指導・ご協力を頂かなければならないと痛感しております。どうぞよろしくお願いいたします。 今回の全国大会における北海道支部の特別企画「変わる大学英語」を見てもわかるように、大学の英語教育は明らかに変化してきております。特に国際交流の波に乗り遅れまいとし、多くの大学が学生交換プログラムなどを活発化しております。我々、教育現場に携わる者として、これからの大学英語教育をどのようにとらえてゆけば良いのかと考えさせられます。 そのような中、今年の3月24日から27日までボストンで開催されました第44回TESOLコンベンションに参加する機会を得、オープニング・スピーチでハーバード大学のHoward Gardner先生の講演を聞くことができました。内容はFive Minds for the Futureというタイトルで、これからの英語教育において必要とされる能力を5つにまとめたものです。まず、一つにはDisciplined Mind。すなわち、英語の専門的な能力です。次にそれを如何に統合し活用してゆくかというSynthesizing Mind。そして、新しいものを作り上げてゆくCreating Mindを挙げ、Respectful MindとEthical Mindを加えた5つの能力です。 Ethical Mindとは「良き市民」とでも言いますか、ケネディー大統領の演説でも有名な「国家の為に何ができるか?」という考え方でしょう。 私がこの中で一番興味を持ったのはRespectful Mindです。Gardner先生によると、多様性を持った社会生活は国の内外にかかわらず、誰もが直面している事実であり、それに寛容性を示すだけではなく、真の理解を示さねばならないと言っています。これから、国際交流がますます盛んになろうとしている中、英語教育においても日本人の学生を海外研修に送り出すだけではなく、海外からの留学生を受け入れて教育をしてゆかねばならず、また、海外研修を終えて帰ってくる日本人学生の受け入れにも目を向けねばなりません。異質のものを如何に理解してゆくかという能力を育てることが今後の英語コミュニケーション能力の養成として注目されるべきであり、それには日本に従来からある「おもいやり」の精神こそ、このRespectful Mindではないでしょうか
第48回全国大会をふりかえって
第48回全国大会をふりかえって 西堀ゆり(大会委員長)
歴史に残る素晴らしい大会でした。この大成功は、実行委員会、そして、支部会員の皆々様の「チームワークの賜物」の一言に尽きます。費やして下さった時間、取り交わしたメールや電話、不安の数々、どれをとっても膨大でした。しかしながら、それらを綯い交ぜながら、創意工夫の数々を生み出していった皆様の底力は感動的でした。走馬灯のように巡る難題の記憶は、今では、解決に走った部会メンバーの笑顔に彩られて、心地良く振り返ることができます。檄を飛ばしながら、先頭を突っ走った実行委員長や部会長の皆様の快走もまた素晴らしい記憶です。「チームワークの良さ」で、北海道支部は再々の高い評価を全国の会員諸氏から頂戴しました。皆様のご尽力に心からお礼を申し上げます。 北海道支部で行う全国大会は新機軸を求める開拓者魂が伝統となっています。今回の大会もまた「インターネット全盛時代の大学英語教育はどうあるべきか」を取り上げ、共通言語「英語」の役割を果敢に問い直す機会を創出しました。大会テーマを目に見える形で発信するという取組みは全国からの参加者に圧倒的なインパクトを与えたと自負します。全国54大学の英語教育を一同に集めた支部企画「変わる大学英語」は、市民公開ポスター発表という初めての試みでした。260名にのぼる来場者が熱気溢れる交流を行っている姿は壮観でした。Mark Warschauer先生の基調講演も、また、16時間の時差を克服して、カリフォルニアから遠隔同時中継で行い、圧倒的な迫力でした。鮮明な画像と同時性は英語教育の今後の姿を鮮やかに見せてくれたと思います。 これらに加えて、北海道支部会員の発表も、「私の授業」や研究論文・シンポジウム・支部企画等のポスターと数多く、大会を成功裡に導いてくれました。大会テーマ、共通言語英語の「共通性」と個々の文化の「独自性」は、朝倉利光学長(北海学園大学)の基調講演に象徴されています。この問題をじっくりと考させる時間を私達英語教師に与えてくれました。北海道支部が発信する国際交流新時代の「叡知」は確実に全国JACET会員に届いたものと思います。 大会をふりかえりまして、改めまして、北海学園大学のご理解、同大学の支部会員の諸先生、情報担当の技術職員の皆様、また、日立ハイテクノロジーズ社のLifeSize機材提供とサポートご支援に深く感謝申し上げます。本大会が北海道支部の今後の発展を生み出す原動力となることを祈念して、大会報告と致します。皆様、真に有難うございました。
歴史に残る素晴らしい大会でした。この大成功は、実行委員会、そして、支部会員の皆々様の「チームワークの賜物」の一言に尽きます。費やして下さった時間、取り交わしたメールや電話、不安の数々、どれをとっても膨大でした。しかしながら、それらを綯い交ぜながら、創意工夫の数々を生み出していった皆様の底力は感動的でした。走馬灯のように巡る難題の記憶は、今では、解決に走った部会メンバーの笑顔に彩られて、心地良く振り返ることができます。檄を飛ばしながら、先頭を突っ走った実行委員長や部会長の皆様の快走もまた素晴らしい記憶です。「チームワークの良さ」で、北海道支部は再々の高い評価を全国の会員諸氏から頂戴しました。皆様のご尽力に心からお礼を申し上げます。 北海道支部で行う全国大会は新機軸を求める開拓者魂が伝統となっています。今回の大会もまた「インターネット全盛時代の大学英語教育はどうあるべきか」を取り上げ、共通言語「英語」の役割を果敢に問い直す機会を創出しました。大会テーマを目に見える形で発信するという取組みは全国からの参加者に圧倒的なインパクトを与えたと自負します。全国54大学の英語教育を一同に集めた支部企画「変わる大学英語」は、市民公開ポスター発表という初めての試みでした。260名にのぼる来場者が熱気溢れる交流を行っている姿は壮観でした。Mark Warschauer先生の基調講演も、また、16時間の時差を克服して、カリフォルニアから遠隔同時中継で行い、圧倒的な迫力でした。鮮明な画像と同時性は英語教育の今後の姿を鮮やかに見せてくれたと思います。 これらに加えて、北海道支部会員の発表も、「私の授業」や研究論文・シンポジウム・支部企画等のポスターと数多く、大会を成功裡に導いてくれました。大会テーマ、共通言語英語の「共通性」と個々の文化の「独自性」は、朝倉利光学長(北海学園大学)の基調講演に象徴されています。この問題をじっくりと考させる時間を私達英語教師に与えてくれました。北海道支部が発信する国際交流新時代の「叡知」は確実に全国JACET会員に届いたものと思います。 大会をふりかえりまして、改めまして、北海学園大学のご理解、同大学の支部会員の諸先生、情報担当の技術職員の皆様、また、日立ハイテクノロジーズ社のLifeSize機材提供とサポートご支援に深く感謝申し上げます。本大会が北海道支部の今後の発展を生み出す原動力となることを祈念して、大会報告と致します。皆様、真に有難うございました。
特集:全国大会運営報告
特集:全国大会運営報告
第48回JACET全国大会運営委員会報告
上野 之江 (実行委員長・北海学園大学)
9月4、5、6日の3日間、北海学園大学(豊平キャンパス)6号館と7号館を会場に大学英語教育学会(JACET)全国大会(後援:北海道教育委員会、札幌教育委員会、札幌国際プラザ)が開催されました。全国から700名を越える会員が参加し、成功裡に大会を終了することができました。ご尽力ご協力頂いた北海道支部役員、会員の皆様に心よりお礼申し上げます。
第48回全国大会はテーマとして「インターネット全盛時代の大学英語教育はどうあるべきか」を取り上げ、共通言語「英語」の役割を再認識する機会としました。3日間の大会では、基調講演(3件)、招待講演(6件)、一般発表(143件)、ポスターセッション(11件)、シンポジウム(9件)、業者展示(48件)、北海道支部企画ポスターセッション(54件)が行われました。
大会のハイライトとしてUniversity of California, Irvine校と本学D20番教室を結んで同時中継で行われたDr. Mark Warschauer先生の遠隔講演があげられます。400名近い聴衆が、Warschauer先生と参加者とのリアルタイムでの質疑応答に驚きと感銘を受けました。この成功の影には、日立ハイテクと協力して早朝や遅い時間の準備、リハーサル、本番とサポートをして頂いた大学職員のご尽力がありました。ここにお礼申し上げます。大会第3日午前中は、北海道支部企画「変わる大学英語」ポスターセッションは、市民、高校生、教育関係者でにぎわいました。全国の大学英語カリキュラムを集めて情報発信を行うこの企画は、JACET ならではの社会貢献の場となりました。全国54大学が参加したポスターセッションには300名弱の会員と市民が参加し、熱気溢れる催しとなりました。
今回は2年間の準備期間を設け、準備委員会7回、実行委員会7回を開催しました。2年間休日返上でお手伝い頂いた北海道支部実行委員の皆様、お手伝い頂いた会員の皆様に厚くお礼申し上げます。
実は、大会2週間前より緊張のあまり眠れなくなりました。実行副委員長で前回の会場校である藤女子大学の新井先生に相談したところ、「心配はいらないよ。実行委員が何も言わなくてもそれぞれの場所で役割をきちっとこなしてくれるから。これから、一日一日と気分が楽になりますよ。」と励まして下さいました。本当に新井先生の言われた通り、ほとんど計画通りに順調に進みました。改めて御礼申し上げます。
第48回JACET全国大会運営委員会報告
上野 之江 (実行委員長・北海学園大学)
9月4、5、6日の3日間、北海学園大学(豊平キャンパス)6号館と7号館を会場に大学英語教育学会(JACET)全国大会(後援:北海道教育委員会、札幌教育委員会、札幌国際プラザ)が開催されました。全国から700名を越える会員が参加し、成功裡に大会を終了することができました。ご尽力ご協力頂いた北海道支部役員、会員の皆様に心よりお礼申し上げます。
第48回全国大会はテーマとして「インターネット全盛時代の大学英語教育はどうあるべきか」を取り上げ、共通言語「英語」の役割を再認識する機会としました。3日間の大会では、基調講演(3件)、招待講演(6件)、一般発表(143件)、ポスターセッション(11件)、シンポジウム(9件)、業者展示(48件)、北海道支部企画ポスターセッション(54件)が行われました。
大会のハイライトとしてUniversity of California, Irvine校と本学D20番教室を結んで同時中継で行われたDr. Mark Warschauer先生の遠隔講演があげられます。400名近い聴衆が、Warschauer先生と参加者とのリアルタイムでの質疑応答に驚きと感銘を受けました。この成功の影には、日立ハイテクと協力して早朝や遅い時間の準備、リハーサル、本番とサポートをして頂いた大学職員のご尽力がありました。ここにお礼申し上げます。大会第3日午前中は、北海道支部企画「変わる大学英語」ポスターセッションは、市民、高校生、教育関係者でにぎわいました。全国の大学英語カリキュラムを集めて情報発信を行うこの企画は、JACET ならではの社会貢献の場となりました。全国54大学が参加したポスターセッションには300名弱の会員と市民が参加し、熱気溢れる催しとなりました。
今回は2年間の準備期間を設け、準備委員会7回、実行委員会7回を開催しました。2年間休日返上でお手伝い頂いた北海道支部実行委員の皆様、お手伝い頂いた会員の皆様に厚くお礼申し上げます。
実は、大会2週間前より緊張のあまり眠れなくなりました。実行副委員長で前回の会場校である藤女子大学の新井先生に相談したところ、「心配はいらないよ。実行委員が何も言わなくてもそれぞれの場所で役割をきちっとこなしてくれるから。これから、一日一日と気分が楽になりますよ。」と励まして下さいました。本当に新井先生の言われた通り、ほとんど計画通りに順調に進みました。改めて御礼申し上げます。
第48回JACET全国大会実行委員会名簿・協力会員名簿
第48回JACET全国大会実行委員会名簿・協力会員名簿
事務局・総務・アルバイト・支部企画:
新井良夫(実行副委員長)、河合靖(北海道支部幹事)田中洋也、青木千加子
会計: 横山吉樹*、石塚博規
アテンド・来賓: 町田佳世子*、吉田翠、早坂慶子、三浦寛子
受付:平田洋子*、柴田晶子、白鳥亜矢子、片山 圭巳、渡辺 真美、森越 京子
会場: 塩川春彦*、尾田智彦、坂部俊行、川名典人、竹村雅史*(業者展示)、新井良夫(業者展示)、佐々木智之(掲示)、内藤永(メイン会場担当)、浦野研*(IT)、 佐々木勝志(IT)
懇親会: 中屋 晃*、 高井 收、 坂内 正、 宮町誠一、 新井良夫(司会)
記録: 小林敏彦*、萬谷隆一、松根マーク、目時光紀
*部会長
事務局・総務・アルバイト・支部企画:
新井良夫(実行副委員長)、河合靖(北海道支部幹事)田中洋也、青木千加子
会計: 横山吉樹*、石塚博規
アテンド・来賓: 町田佳世子*、吉田翠、早坂慶子、三浦寛子
受付:平田洋子*、柴田晶子、白鳥亜矢子、片山 圭巳、渡辺 真美、森越 京子
会場: 塩川春彦*、尾田智彦、坂部俊行、川名典人、竹村雅史*(業者展示)、新井良夫(業者展示)、佐々木智之(掲示)、内藤永(メイン会場担当)、浦野研*(IT)、 佐々木勝志(IT)
懇親会: 中屋 晃*、 高井 收、 坂内 正、 宮町誠一、 新井良夫(司会)
記録: 小林敏彦*、萬谷隆一、松根マーク、目時光紀
*部会長
<各部会報告> 会場・展示
<各部会報告>
会場部門報告
塩川晴彦 (北海学園大学)
作業進行表、会場部会実行委員シフト表、アルバイト学生シフト表、会場レイアウトの図またや写真、元の教室の机の配置の写真などを、事前に作成しておいたので、作業はスムースに進行した・実行委員、アルバイト学生が積極的に動いてくれたため、スムースな設営、撤収ができた。
【メイン会場の設営と撤収】・開会式、基調講演、シンポジウム等の会場の設営と撤収をした【業者展示室、業者展示コーナーの設営と撤収】・机の配置を直し、展示のスペースを設営と撤収をした【発表教室の設営と撤収】・机の配置を点検した・2日目、3日目は、支部企画ポスターセッション会場を一般発表教室にレイアウトを変えた・撤収時は、机の配置と数を元に戻し、忘れ物やごみがないように点検した【一般ポスターセッション会場の設営と撤収】・ホワイトボードを移動し、一般ポスターセッション会場の設営をした【支部企画ポスターセッション会場の設営と撤収】・パネルを移動し、支部企画ポスターセッション会場を設営した・撤収時は、机の配置と数を元に戻し、忘れ物やごみがないように点検した【情報交換室(「ドリンクコーナー」)の設営と撤収】・机の配置を直し、情報交換室を設営した・長机を移動し、7号館2階、3階南側廊下に「ドリンクコーナー」を設営した【掲示物の掲示と撤収】・事前に作成した掲示物を掲示し、プログラム終了時に撤収した【発表会場等に実行委員およびアルバイト学生を配置し、不測の事態に備える】・発表会場や廊下等に実行委員およびアルバイト学生を配置し、不測の事態に備えた
会場部門担当委員は以下の通り。多大なご協力に深く感謝します。
尾田智彦、坂部俊行、川名典人、竹村雅史(業者展示)、新井良夫(業者展示)、佐々木智之(掲示)、内藤永(メイン会場担当)、浦野研(IT)、 佐々木勝志(IT)
展示について
竹村雅史(北星学園大学短期大学部)
係の最大の仕事は、業者の大量の展示品をいかに確実に受け入れ、配置し、業者にお返しするかである。今回は、予めフロアガイド(配置図)を作成し、業者の配置を抽選で決めておいたことが最大の成功の秘訣であったと言える。(当日の朝では、間に合わない)
事前に行われた大会運営委員の指示とサポートのおかげで、実行委員の展示担当の仕事を無事終了し安堵している。わからないことは、大会運営委員に直接相談し、指示に従うことが結局は一番の解決である。大会運営委員には、搬入前の抽選に全面的に協力いただいて大助かりであった。この場を借りて感謝の意を述べたい。
大会期間中の4日間、展示担当の実行委員2名の協力体制は抜群で、気持ちよく作業が進んでいった。特にヤマト運輸の150個におよぶ大量搬入に対して、他の会場の実行委員にも多く助けられ、なんとか1時間早めに混乱と混雑をうまく回避できた。また、搬出の作業も予め、運送業者と連絡し、搬出用の宛名ラベルを配っておき、荷物を一カ所に集め、時間を指定しておくことで、展示業者の展示撤収作業も混乱もなく、スムーズであった。今回の搬入・搬出対応が、次年度の作業の改善のヒントになれば幸いである。
会場部門報告
塩川晴彦 (北海学園大学)
作業進行表、会場部会実行委員シフト表、アルバイト学生シフト表、会場レイアウトの図またや写真、元の教室の机の配置の写真などを、事前に作成しておいたので、作業はスムースに進行した・実行委員、アルバイト学生が積極的に動いてくれたため、スムースな設営、撤収ができた。
【メイン会場の設営と撤収】・開会式、基調講演、シンポジウム等の会場の設営と撤収をした【業者展示室、業者展示コーナーの設営と撤収】・机の配置を直し、展示のスペースを設営と撤収をした【発表教室の設営と撤収】・机の配置を点検した・2日目、3日目は、支部企画ポスターセッション会場を一般発表教室にレイアウトを変えた・撤収時は、机の配置と数を元に戻し、忘れ物やごみがないように点検した【一般ポスターセッション会場の設営と撤収】・ホワイトボードを移動し、一般ポスターセッション会場の設営をした【支部企画ポスターセッション会場の設営と撤収】・パネルを移動し、支部企画ポスターセッション会場を設営した・撤収時は、机の配置と数を元に戻し、忘れ物やごみがないように点検した【情報交換室(「ドリンクコーナー」)の設営と撤収】・机の配置を直し、情報交換室を設営した・長机を移動し、7号館2階、3階南側廊下に「ドリンクコーナー」を設営した【掲示物の掲示と撤収】・事前に作成した掲示物を掲示し、プログラム終了時に撤収した【発表会場等に実行委員およびアルバイト学生を配置し、不測の事態に備える】・発表会場や廊下等に実行委員およびアルバイト学生を配置し、不測の事態に備えた
会場部門担当委員は以下の通り。多大なご協力に深く感謝します。
尾田智彦、坂部俊行、川名典人、竹村雅史(業者展示)、新井良夫(業者展示)、佐々木智之(掲示)、内藤永(メイン会場担当)、浦野研(IT)、 佐々木勝志(IT)
展示について
竹村雅史(北星学園大学短期大学部)
係の最大の仕事は、業者の大量の展示品をいかに確実に受け入れ、配置し、業者にお返しするかである。今回は、予めフロアガイド(配置図)を作成し、業者の配置を抽選で決めておいたことが最大の成功の秘訣であったと言える。(当日の朝では、間に合わない)
事前に行われた大会運営委員の指示とサポートのおかげで、実行委員の展示担当の仕事を無事終了し安堵している。わからないことは、大会運営委員に直接相談し、指示に従うことが結局は一番の解決である。大会運営委員には、搬入前の抽選に全面的に協力いただいて大助かりであった。この場を借りて感謝の意を述べたい。
大会期間中の4日間、展示担当の実行委員2名の協力体制は抜群で、気持ちよく作業が進んでいった。特にヤマト運輸の150個におよぶ大量搬入に対して、他の会場の実行委員にも多く助けられ、なんとか1時間早めに混乱と混雑をうまく回避できた。また、搬出の作業も予め、運送業者と連絡し、搬出用の宛名ラベルを配っておき、荷物を一カ所に集め、時間を指定しておくことで、展示業者の展示撤収作業も混乱もなく、スムーズであった。今回の搬入・搬出対応が、次年度の作業の改善のヒントになれば幸いである。
IT部会報告
IT部会報告
浦野 研 (北海学園大学)
1.仕事内容 【IT準備】・各発表会場の設備状況チェック・事前の動作確認・学生アルバイトへの事前指導・発表者が使用する機器やメディア等の確認と集約・発表者向けの簡易版機器操作マニュアル(日英語)の作成、設置【IT当日対応】・大会期間中の待機とトラブルへの対処
2.うまくいった点 全会場にプロジェクタ等の機器が備え付けられていたため、事前準備には大きなトラブルはなかった。【各発表会場の設備状況チェック】担当者のひとりが会場校勤務のため、設備の確認は容易だった。また、各会場にもともと用意されていた機器操作マニュアルのデータを会場校よりいただいたので、簡易マニュアル作成の手間も少なくて済んだ。【学生アルバイトへの事前指導】IT担当アルバイト4名には、事前の打ち合わせで機器操作方法の説明および接続練習を行った。その他の会場担当アルバイトには、前日の打ち合わせで使用法の説明、およびデモンストレーションをした。発表者用の簡易マニュアルの他、会場校で用意されていた使用マニュアルをIT担当者およびIT担当アルバイトに配布した。6号館と7号館で機器の使用方法に違いがあったものの、事前打ち合わせで各自が実際に操作を行ったため大きな支障にはならなかった。【発表者が使用する機器やメディア等の確認と集約】事前に調査することにより、会場の割り振りや機器の配備を行ったが、大半の発表者がPC接続を希望したため、OHCおよびビデオの使用希望者を中心に検討した。【大会期間中の待機とトラブルへの対処】IT関係の統括者一人の携帯電話番号を学生アルバイトに伝え、また会場担当の実行委員が携帯したトランシーバー(会場校提供)も併用して、トラブル連絡の迅速化かつ情報の一本化を図った。IT担当統括者は発表会場での業務が多かったため、情報の一本化は会場担当統括者が実行委員控室に常駐して行った。【PCの貸し出し・印刷】実行委員会控室に、会場校より借りたノートPC3台を置き、PCを持参しない講演者用に利用した。一般の発表者については、機器の貸し出しは原則として行わなかった(ケーブル類は除く)。印刷については、講演者からの依頼があった場合のみ行うこととし、会場校のリソグラフの手配をした。この業務は、第48回大会ではIT担当ではなく会場担当で行った。
3.問題点 【大会期間中の待機とトラブルへの対処】基本的には機器使用は発表者自身が行うこととなっているため、IT担当アルバイトは数会場ごとに1人ずつ置く程度の人数を用意したが(各部屋には会場担当のアルバイト学生を配置)、PCとの接続等をアルバイトにやらせるのが当然といった発言をされる発表者が何名かいたため多少の混乱をきたした。この点について、発表者対して機器操作は発表者が行う旨をさらに明確に伝えるか、逆に会場ごとにIT担当者を配置するか、どちらかの対応が必要と考えられる。発表者の持込PCの不具合によるものとして、プロジェクタへの映像信出力がうまくいかない場合があった。多くの場合、発表者自身が持ち込んだPCを実際にプロジェクタに接続した経験がないといった場合が多く、発表者の事前の準備について、大会前に一度はプロジェクタへの接続確認を行うよう連絡してはどうか(最近では機器の相性が原因で接続できないことはほとんどなく、トラブルの大半は発表者の知識不足が原因と考えられる)。講演者の使用機器に関する情報が直前までこちらに届かず、準備に支障があった。遅くとも大会の数日前までには、本部(運営委員)ですべての情報を取りまとめたうえで実行委員会にお送りいただきたい。また、講演者のパワーポイントファイルの受け渡しについても、誰がどのように行うのかの段取りをきちんと決めておいた方がよいだろう。今年度については、IT担当者が講演者から直前になってファイルを直接受け取った事例が多く、USBメモリが認識できない等のトラブルも実際に起こったため、様々なリスクを考えると事前に本部で取りまとめていただいた方が良いと思われる。
浦野 研 (北海学園大学)
1.仕事内容 【IT準備】・各発表会場の設備状況チェック・事前の動作確認・学生アルバイトへの事前指導・発表者が使用する機器やメディア等の確認と集約・発表者向けの簡易版機器操作マニュアル(日英語)の作成、設置【IT当日対応】・大会期間中の待機とトラブルへの対処
2.うまくいった点 全会場にプロジェクタ等の機器が備え付けられていたため、事前準備には大きなトラブルはなかった。【各発表会場の設備状況チェック】担当者のひとりが会場校勤務のため、設備の確認は容易だった。また、各会場にもともと用意されていた機器操作マニュアルのデータを会場校よりいただいたので、簡易マニュアル作成の手間も少なくて済んだ。【学生アルバイトへの事前指導】IT担当アルバイト4名には、事前の打ち合わせで機器操作方法の説明および接続練習を行った。その他の会場担当アルバイトには、前日の打ち合わせで使用法の説明、およびデモンストレーションをした。発表者用の簡易マニュアルの他、会場校で用意されていた使用マニュアルをIT担当者およびIT担当アルバイトに配布した。6号館と7号館で機器の使用方法に違いがあったものの、事前打ち合わせで各自が実際に操作を行ったため大きな支障にはならなかった。【発表者が使用する機器やメディア等の確認と集約】事前に調査することにより、会場の割り振りや機器の配備を行ったが、大半の発表者がPC接続を希望したため、OHCおよびビデオの使用希望者を中心に検討した。【大会期間中の待機とトラブルへの対処】IT関係の統括者一人の携帯電話番号を学生アルバイトに伝え、また会場担当の実行委員が携帯したトランシーバー(会場校提供)も併用して、トラブル連絡の迅速化かつ情報の一本化を図った。IT担当統括者は発表会場での業務が多かったため、情報の一本化は会場担当統括者が実行委員控室に常駐して行った。【PCの貸し出し・印刷】実行委員会控室に、会場校より借りたノートPC3台を置き、PCを持参しない講演者用に利用した。一般の発表者については、機器の貸し出しは原則として行わなかった(ケーブル類は除く)。印刷については、講演者からの依頼があった場合のみ行うこととし、会場校のリソグラフの手配をした。この業務は、第48回大会ではIT担当ではなく会場担当で行った。
3.問題点 【大会期間中の待機とトラブルへの対処】基本的には機器使用は発表者自身が行うこととなっているため、IT担当アルバイトは数会場ごとに1人ずつ置く程度の人数を用意したが(各部屋には会場担当のアルバイト学生を配置)、PCとの接続等をアルバイトにやらせるのが当然といった発言をされる発表者が何名かいたため多少の混乱をきたした。この点について、発表者対して機器操作は発表者が行う旨をさらに明確に伝えるか、逆に会場ごとにIT担当者を配置するか、どちらかの対応が必要と考えられる。発表者の持込PCの不具合によるものとして、プロジェクタへの映像信出力がうまくいかない場合があった。多くの場合、発表者自身が持ち込んだPCを実際にプロジェクタに接続した経験がないといった場合が多く、発表者の事前の準備について、大会前に一度はプロジェクタへの接続確認を行うよう連絡してはどうか(最近では機器の相性が原因で接続できないことはほとんどなく、トラブルの大半は発表者の知識不足が原因と考えられる)。講演者の使用機器に関する情報が直前までこちらに届かず、準備に支障があった。遅くとも大会の数日前までには、本部(運営委員)ですべての情報を取りまとめたうえで実行委員会にお送りいただきたい。また、講演者のパワーポイントファイルの受け渡しについても、誰がどのように行うのかの段取りをきちんと決めておいた方がよいだろう。今年度については、IT担当者が講演者から直前になってファイルを直接受け取った事例が多く、USBメモリが認識できない等のトラブルも実際に起こったため、様々なリスクを考えると事前に本部で取りまとめていただいた方が良いと思われる。
来賓・アテンド部会顛末記
来賓・アテンド部会顛末記
町田佳世子(札幌市立大学)
知らないということは時に人を大胆な行動に駆り立てる。大会の約1年前、部会のメンバーが決まり、部会長を誰にするかという話になったとき、メンバーの先生方の「だいじょうぶですよ。」との励ましに背中を押され、身の程知らずにも部会長をやらせていただくことになってしまった。その時はどのような仕事なのかイメージすらできなかったので、あまり不安も感じないまますごしていた。
そのうちに実行委員会が大会運営委員会とやりとりするメールの中でアテンド部会に関連するものがccとして頻繁に送られてくるようになり、だんだん事の重大さに気づくようになった。それと同時に「だいじょうぶ」という言葉は私の頭の中から消滅し、本当に責任を全うできるのかという不安にかられるようになってきた。そのような不安を和らげてくれたのが部会のメンバーの先生方の「シンプルにいきましょう」という言葉と実行委員長からの豊富な情報だった。大会が近づいた初夏のある日、部会のメンバー4名が集まって中華料理のバイキングをお腹いっぱい食べながら、打ち合わせをしたことも気持ちを楽にしてくれた。
来賓・アテンド部会は、基調講演者、特別招待講演者、提携学会からの招待講演者の方々をお迎えし、大会期間中気持よく過ごしていただくお手伝いが主たる仕事である。大会運営委員会と国際交流委員会からいただく情報をもとに、新千歳空港での出迎えとホテルでのチェックイン時のお手伝い、ホテルから会場への案内、そして会場内に設置された来賓控え室での待機と案内を部会メンバーとアルバイトの学生で分担した。
今大会は来賓・アテンド部会にとって、七福神ならぬ7つの幸運に恵まれた。1つは大会運営委員会と国際交流委員会から実行委員長を通して来賓の方々の情報を随時いただくことができたこと、2つ目は会場の北海学園大学と来賓の方々が滞在するホテルが地下鉄直結で結ばれていたこと、3つ目は500円で地下鉄乗り放題という大会参加者用の地下鉄カードを利用できたこと、4つ目は基調講演者のお1人が部会メンバーの長年の友人であったこと、5つ目は北海道への交通手段が飛行機しかなく、出迎えの玄関口が新千歳空港1つであったこと、6つ目は前回の藤女子大学での大会の際のような大事件(同時多発テロ)の偶発もなく、来賓の方々が順調に到着したこと、そして最後に頼りない部会長ゆえに、部会メンバーをはじめ西堀大会委員長、上野実行委員長、相川国際交流委員長そして実行委員会の皆様が支えてくださったことである。
来賓・アテンド部会の役得として、来賓の方々と身近に接するということがある。時には雑談もする。そこで感じるのは来賓の方々の誰もがとても気さくでかつ人を頼らないということである。そのことで助けられたのと同時に、「帰国日の見送り?いらない、いらない」という言葉に甘えて、大会終了と同時に任務終了の気持ちになってしまい、結果として翌日のホテルでのチェックアウトで行き違いがあったことを知らないでいたという赤面の事態もあった。大いに反省している。
来賓の方から帰りがけに「いろいろとありがとう」の言葉とともにいただいたクッキーは、任務からの開放感もあって特に美味しかった。期間中は冷や汗ばかりで過ごしたが、今は、ずっと支えてくださった部会のメンバーの先生方をはじめ、このような貴重な機会を与えてくださった多くの方々への感謝の気持ちとともにゆっくりと大会を振り返っているところである。
町田佳世子(札幌市立大学)
知らないということは時に人を大胆な行動に駆り立てる。大会の約1年前、部会のメンバーが決まり、部会長を誰にするかという話になったとき、メンバーの先生方の「だいじょうぶですよ。」との励ましに背中を押され、身の程知らずにも部会長をやらせていただくことになってしまった。その時はどのような仕事なのかイメージすらできなかったので、あまり不安も感じないまますごしていた。
そのうちに実行委員会が大会運営委員会とやりとりするメールの中でアテンド部会に関連するものがccとして頻繁に送られてくるようになり、だんだん事の重大さに気づくようになった。それと同時に「だいじょうぶ」という言葉は私の頭の中から消滅し、本当に責任を全うできるのかという不安にかられるようになってきた。そのような不安を和らげてくれたのが部会のメンバーの先生方の「シンプルにいきましょう」という言葉と実行委員長からの豊富な情報だった。大会が近づいた初夏のある日、部会のメンバー4名が集まって中華料理のバイキングをお腹いっぱい食べながら、打ち合わせをしたことも気持ちを楽にしてくれた。
来賓・アテンド部会は、基調講演者、特別招待講演者、提携学会からの招待講演者の方々をお迎えし、大会期間中気持よく過ごしていただくお手伝いが主たる仕事である。大会運営委員会と国際交流委員会からいただく情報をもとに、新千歳空港での出迎えとホテルでのチェックイン時のお手伝い、ホテルから会場への案内、そして会場内に設置された来賓控え室での待機と案内を部会メンバーとアルバイトの学生で分担した。
今大会は来賓・アテンド部会にとって、七福神ならぬ7つの幸運に恵まれた。1つは大会運営委員会と国際交流委員会から実行委員長を通して来賓の方々の情報を随時いただくことができたこと、2つ目は会場の北海学園大学と来賓の方々が滞在するホテルが地下鉄直結で結ばれていたこと、3つ目は500円で地下鉄乗り放題という大会参加者用の地下鉄カードを利用できたこと、4つ目は基調講演者のお1人が部会メンバーの長年の友人であったこと、5つ目は北海道への交通手段が飛行機しかなく、出迎えの玄関口が新千歳空港1つであったこと、6つ目は前回の藤女子大学での大会の際のような大事件(同時多発テロ)の偶発もなく、来賓の方々が順調に到着したこと、そして最後に頼りない部会長ゆえに、部会メンバーをはじめ西堀大会委員長、上野実行委員長、相川国際交流委員長そして実行委員会の皆様が支えてくださったことである。
来賓・アテンド部会の役得として、来賓の方々と身近に接するということがある。時には雑談もする。そこで感じるのは来賓の方々の誰もがとても気さくでかつ人を頼らないということである。そのことで助けられたのと同時に、「帰国日の見送り?いらない、いらない」という言葉に甘えて、大会終了と同時に任務終了の気持ちになってしまい、結果として翌日のホテルでのチェックアウトで行き違いがあったことを知らないでいたという赤面の事態もあった。大いに反省している。
来賓の方から帰りがけに「いろいろとありがとう」の言葉とともにいただいたクッキーは、任務からの開放感もあって特に美味しかった。期間中は冷や汗ばかりで過ごしたが、今は、ずっと支えてくださった部会のメンバーの先生方をはじめ、このような貴重な機会を与えてくださった多くの方々への感謝の気持ちとともにゆっくりと大会を振り返っているところである。
会計報告
会計報告
横山 吉樹 (北海道教育大学札幌校)
大会実行委員の会計係は、招待講演者の渡航費、アルバイト代、弁当代以外は大きな支出はないが、その分小さな額の支出が多いため、領収証をなくさないように管理する必要がある。あらかじめ分かっている支出金額は封筒ごとにまとめておき、大会期間中は会場設営に必要な文具の購入や、お菓子の購入などの小さな支出に徹するとよい。招待講演者の渡航費やアルバイト代は、新札で支払うのが好ましいが、新札の両替は銀行が開いている時間(平日の一定時間)しか行えないため、事前準備を忘れないようにする必要がある。金庫の夜間の保管場所は会場校教員の研究室と決めた。会計係として一番大事なのは、支出金額の記録をすぐにとっておくことだと思った。忘れないうちに会計処理を行う必要がある。また、他の大会実行委員による立替も多いので、実行委員には必ず領収証をもらっておくことと、領収書あて先、何に使ったかという詳細な記録を領収証に記入することを周知しておく必要がある。JACETが負担をする招待者を最初から明確にしてもらいたい。その資料を会計の方にも送付して欲しい。実行委員会の会計が,最終的に間違いがないことを確認して振り込むことになるということを理解していただきたい。招待者の宿泊が直前になって変更された。支払いが本当に正しいかどうか不安だった。決算が月単位で行われるという原則を守ると,全国大会の支出を準備期間の途中で決算しなければならず,事務的に効率が大変悪い。また,担当者に前渡しで購入するということもかなり制限されてしまい,実施上困難点が多い。通帳の印鑑がないため,送金や引き出しにかなり制限が生じる。弁当を食券制にしたが,無駄が出ずゴミ処理の必要がなく大変効率がよかった。
横山 吉樹 (北海道教育大学札幌校)
大会実行委員の会計係は、招待講演者の渡航費、アルバイト代、弁当代以外は大きな支出はないが、その分小さな額の支出が多いため、領収証をなくさないように管理する必要がある。あらかじめ分かっている支出金額は封筒ごとにまとめておき、大会期間中は会場設営に必要な文具の購入や、お菓子の購入などの小さな支出に徹するとよい。招待講演者の渡航費やアルバイト代は、新札で支払うのが好ましいが、新札の両替は銀行が開いている時間(平日の一定時間)しか行えないため、事前準備を忘れないようにする必要がある。金庫の夜間の保管場所は会場校教員の研究室と決めた。会計係として一番大事なのは、支出金額の記録をすぐにとっておくことだと思った。忘れないうちに会計処理を行う必要がある。また、他の大会実行委員による立替も多いので、実行委員には必ず領収証をもらっておくことと、領収書あて先、何に使ったかという詳細な記録を領収証に記入することを周知しておく必要がある。JACETが負担をする招待者を最初から明確にしてもらいたい。その資料を会計の方にも送付して欲しい。実行委員会の会計が,最終的に間違いがないことを確認して振り込むことになるということを理解していただきたい。招待者の宿泊が直前になって変更された。支払いが本当に正しいかどうか不安だった。決算が月単位で行われるという原則を守ると,全国大会の支出を準備期間の途中で決算しなければならず,事務的に効率が大変悪い。また,担当者に前渡しで購入するということもかなり制限されてしまい,実施上困難点が多い。通帳の印鑑がないため,送金や引き出しにかなり制限が生じる。弁当を食券制にしたが,無駄が出ずゴミ処理の必要がなく大変効率がよかった。
事務局・総務報告
事務局・総務報告
河合靖(北海道大学)
本部大会運営委員長および本部事務局、実行委員、学生との連絡。・実行委員専用のメーリングリストの作成。・前年3月より、本部の全国大会運営委員長と連絡を濃くし、実行委員会としての仕事を把握。【各種書類作成】・プログラムの「大会参加者へのご案内(日本語版と英語版)」、「大学案内図」、「大学へのアクセス」、「交通案内図」など、北海学園大学に関係する箇所の用。日英両方で準備した。・大会期間前日から最終日までの各実行委員の都合を聞き、手伝いができる時間帯の一覧表作成を各部会に依頼。【大学側との交渉・会場選び】大学内使用施設や機器類等を大学側と相談、交渉。・ 業者展示会場の電源増設工事の段取りを施設課と相談、実施。大会当日の会場施錠、鍵の授受の方法を守衛さんと調整。・ 展示業者荷物搬入経路を守衛さんと確認。・ 本部より郵送された「大会要綱」及び事務用品5箱の授受方法を文書係りに確認。【大会備品調達】横断幕作成依頼。メイン会場用花注文。メイン会場(D20)の横断幕手配・壇上花あつらえ、花台借用、飲料や菓子、文具類、IT用品、実行委員と学生スタッフ用昼食などの準備・調達(今回は食券を発行し、大学内食堂で食べるようにした)。インフルエンザ対応消毒薬設置【ホテル予約と大会懇親会】・基調講演・招待講演者の宿泊ホテル予約および管理。ホテルとの連絡。大会懇親会準備とメニューおよび値段の交渉を事業部会委員とした。余興の手配と交渉は事業部会にまかせた。
【支部企画広報】 支部企画のポスター(大4枚、小30枚)、配布用案内(300枚)作成・中高英語教員研修会で案内配布。札幌国際プラザにポスター掲示、市立中学、高校、大学、全てに案内を郵送して頂いた。石狩管内49道立私立高校へメーリングリストで配信依頼。 朝日、読売、道新のイベント欄に掲載依頼。【大会当日のメイン会場の世話】 講演者への水、ポインター、パソコンの準備した。【事務連絡業務】メーリングリストによる連絡を密にした。全員に同じ情報が届くようにした。実行委員会の開催は7回。それ以前の準備委員会は8回を会場校で開催した。2年間の内に、実行委員は場所に慣れた。【各種書類作成】北海学園大学より寄付をもらうため招致学会の申請をした。北海道教育委員会、札幌市教育委員会、(財)札幌国際プラザへ名義後援の申請をした。申請書とその報告書の作成。支部企画案内、広報のお願い文書作成。【大学側との交渉 会場選び】もうひとつの学会と開催が重なったが、2年前より予約しておいたので、住み分けができた。会場となった7号館は、ITの設備が充実していたが、教室数が足りずあとで6号館も使用することにした。ITとメディア操作支援のために北海学園大学の職員が3名窓口となり、大会開催前から期間中に至るまで終始事細かに対応したので非常に助かった。基調講演(1)Warschauer先生の遠隔講演のテストは半年前から同じ時間帯を利用し行った。大学職員も早朝から出勤して参加した。メイン会場の裏に机と椅子を置いた。JACET役員、講演者が最後の準備、打ち合わせをそこでできたのでよかった。【昼食】参加者の弁当手配なしにしたのは大正解。食中毒の心配なし。ゴミの回収の心配なし。生協さん、コスモスさん、場所が近くで大正解。日曜も営業していただき感謝。【大会備品調達】・立て看板は学部事務に協力してもらい、自前で印刷した。・学生スタッフ、実行委員の名札は入試課から借用した。赤い紐で一見してスタッフと分かった。【大学から借りたもの】各教室のマイク、コンソール鍵、マイクスタンド2、スピーカー+マイクカート5台、名札75枚、トランシーバー10台、掲示用矢印、受付旗、情報交換室用、冷蔵庫、コーヒーメーカー
河合靖(北海道大学)
本部大会運営委員長および本部事務局、実行委員、学生との連絡。・実行委員専用のメーリングリストの作成。・前年3月より、本部の全国大会運営委員長と連絡を濃くし、実行委員会としての仕事を把握。【各種書類作成】・プログラムの「大会参加者へのご案内(日本語版と英語版)」、「大学案内図」、「大学へのアクセス」、「交通案内図」など、北海学園大学に関係する箇所の用。日英両方で準備した。・大会期間前日から最終日までの各実行委員の都合を聞き、手伝いができる時間帯の一覧表作成を各部会に依頼。【大学側との交渉・会場選び】大学内使用施設や機器類等を大学側と相談、交渉。・ 業者展示会場の電源増設工事の段取りを施設課と相談、実施。大会当日の会場施錠、鍵の授受の方法を守衛さんと調整。・ 展示業者荷物搬入経路を守衛さんと確認。・ 本部より郵送された「大会要綱」及び事務用品5箱の授受方法を文書係りに確認。【大会備品調達】横断幕作成依頼。メイン会場用花注文。メイン会場(D20)の横断幕手配・壇上花あつらえ、花台借用、飲料や菓子、文具類、IT用品、実行委員と学生スタッフ用昼食などの準備・調達(今回は食券を発行し、大学内食堂で食べるようにした)。インフルエンザ対応消毒薬設置【ホテル予約と大会懇親会】・基調講演・招待講演者の宿泊ホテル予約および管理。ホテルとの連絡。大会懇親会準備とメニューおよび値段の交渉を事業部会委員とした。余興の手配と交渉は事業部会にまかせた。
【支部企画広報】 支部企画のポスター(大4枚、小30枚)、配布用案内(300枚)作成・中高英語教員研修会で案内配布。札幌国際プラザにポスター掲示、市立中学、高校、大学、全てに案内を郵送して頂いた。石狩管内49道立私立高校へメーリングリストで配信依頼。 朝日、読売、道新のイベント欄に掲載依頼。【大会当日のメイン会場の世話】 講演者への水、ポインター、パソコンの準備した。【事務連絡業務】メーリングリストによる連絡を密にした。全員に同じ情報が届くようにした。実行委員会の開催は7回。それ以前の準備委員会は8回を会場校で開催した。2年間の内に、実行委員は場所に慣れた。【各種書類作成】北海学園大学より寄付をもらうため招致学会の申請をした。北海道教育委員会、札幌市教育委員会、(財)札幌国際プラザへ名義後援の申請をした。申請書とその報告書の作成。支部企画案内、広報のお願い文書作成。【大学側との交渉 会場選び】もうひとつの学会と開催が重なったが、2年前より予約しておいたので、住み分けができた。会場となった7号館は、ITの設備が充実していたが、教室数が足りずあとで6号館も使用することにした。ITとメディア操作支援のために北海学園大学の職員が3名窓口となり、大会開催前から期間中に至るまで終始事細かに対応したので非常に助かった。基調講演(1)Warschauer先生の遠隔講演のテストは半年前から同じ時間帯を利用し行った。大学職員も早朝から出勤して参加した。メイン会場の裏に机と椅子を置いた。JACET役員、講演者が最後の準備、打ち合わせをそこでできたのでよかった。【昼食】参加者の弁当手配なしにしたのは大正解。食中毒の心配なし。ゴミの回収の心配なし。生協さん、コスモスさん、場所が近くで大正解。日曜も営業していただき感謝。【大会備品調達】・立て看板は学部事務に協力してもらい、自前で印刷した。・学生スタッフ、実行委員の名札は入試課から借用した。赤い紐で一見してスタッフと分かった。【大学から借りたもの】各教室のマイク、コンソール鍵、マイクスタンド2、スピーカー+マイクカート5台、名札75枚、トランシーバー10台、掲示用矢印、受付旗、情報交換室用、冷蔵庫、コーヒーメーカー
受付
受付
平田洋子(北海学園大学)
受付を以下の5つに分けて行った。1大会参加費支払い済みの会員受付、2 JACET会員大会参加費未払い会員受付、3 非会員受付、4 懇親会受付、5 大会招待者受付・1では名前を確認し、要綱・名札を渡す。(必要に応じて領収書も出す)・2, 3ではそれぞれの金額を支払って頂き、領収書を出した上で要綱・名札を渡す。・4では懇親会の費用を当日払う人のみ受付。受付可能人数を懇親会の担当の方と事前に打ち合わせをする。・5は、本部運営委員の方にご担当いただいた。
受付ではアルバイト学生が非常に手際よく受付をしてくれたので、受付業務がとてもスムーズに行われた。・受付場所に、随時、他の建物への会場案内ができるアルバイト学生がいたことは大変よかった。・非会員、参加費未納会員などの現金を取り扱う窓口は、JACETの本部事務局の方(荒川さん、山本さん)に対応していただいたので、開催校スタッフやアルバイト学生が対応に困ることはなかった。・受付に十分な人数を配置したため、休憩や交代に問題はなかった。
特に問題もなくスムーズに受付業務を終えることができた。受付を担当したアルバイト学生は、受付の仕事に慣れていたという点がよかった。今回の受付業務が順調に進んだのは彼等のお陰であるといっても過言ではないと思う。
平田洋子(北海学園大学)
受付を以下の5つに分けて行った。1大会参加費支払い済みの会員受付、2 JACET会員大会参加費未払い会員受付、3 非会員受付、4 懇親会受付、5 大会招待者受付・1では名前を確認し、要綱・名札を渡す。(必要に応じて領収書も出す)・2, 3ではそれぞれの金額を支払って頂き、領収書を出した上で要綱・名札を渡す。・4では懇親会の費用を当日払う人のみ受付。受付可能人数を懇親会の担当の方と事前に打ち合わせをする。・5は、本部運営委員の方にご担当いただいた。
受付ではアルバイト学生が非常に手際よく受付をしてくれたので、受付業務がとてもスムーズに行われた。・受付場所に、随時、他の建物への会場案内ができるアルバイト学生がいたことは大変よかった。・非会員、参加費未納会員などの現金を取り扱う窓口は、JACETの本部事務局の方(荒川さん、山本さん)に対応していただいたので、開催校スタッフやアルバイト学生が対応に困ることはなかった。・受付に十分な人数を配置したため、休憩や交代に問題はなかった。
特に問題もなくスムーズに受付業務を終えることができた。受付を担当したアルバイト学生は、受付の仕事に慣れていたという点がよかった。今回の受付業務が順調に進んだのは彼等のお陰であるといっても過言ではないと思う。
記録部会
記録部会
目時光紀(天使大学)
「目時先生、記録部会を手伝ってもらえますか?」と大会実行委員長の上野之江先生(北海学園大学)から依頼されたとき、「はい、分かりました」と二つ返事で了解した私目時は正直、記録部会の業務を安易に考えていた。支部大会や支部研究会で写真を撮ることが多く、今回の全国大会でも「記録=写真撮影」と考えていたからだ。後日、大変な誤りだったことに気づくことになる。
実行委員会のミーティングに出席して、記録部会の業務には二つの側面があることを知った。「大会の記録」としての側面と「JACET全国大会特集号の執筆者の支援」としての側面である。これらの両側面に対応する目的で、基調講演や招待講演、特別招待講演、そして全体シンポジウムなどの音声録音、映像録画、写真撮影を記録部会が担当することになった。
前年に早稲田大学で開催された全国大会では記録部員が二名と少なく、記録作業は困難を極めたと連絡を受けた。そのため、当初からのメンバーであった小林敏彦先生(小樽商科大学)と私目時に加え、萬谷隆一先生(北海道教育大学)と松根マーク先生(北海学園大学)、そして学生アルバイトの住友くん(北海学園大学写真部)と千葉くん(北海学園大学写真部)が加わり、教員四名と学生二名のエネルギッシュなチームとして記録部会は全国大会に臨むこととなった。
事前準備としてまず取り組んだことは、大会運営委員会から送られてきた資料をもとに、各部員の役割や大会の日程などが記載された「記録部会レジュメ」と各部員の役割がより詳細に記載された「作業分担表」を作成することだった。次に、CD-RやDVD-Rといった記録メディアの購入、JACET全国大会特集号の執筆者へ記録メディアを送付する際に必要となるEXPACK500や気泡緩衝シート(通称「プチプチ」)の購入、IC recorderやHD camcorderの(小樽商科大学より)レンタルに取り組んだ。
大会前日、記録部会は全員、大会会場である北海学園大学に集合して最終的な打ち合わせを行った。最も重要だったのは最善と思われる録音と録画ポイントを見つける作業だった。前述したとおり、記録部会が録音&録画した講演はCD-RやDVD-Rを通じて、その講演の概要をJACET全国大会特集号に執筆する先生方に送付されるのだが、送付した記録メディアの音質や画質の面で問題がある場合、執筆作業に悪影響を及ぼしかねない。従って、記録部会は録音&録画ポイントには細心の注意を払う必要があったわけだが、集音ポイントをめぐり大激論となってしまった。さすがCritical Readingを主な仕事とする大学教員である。
結果的に、萬谷先生と小林先生の提案によりIC recorderは各講演二台体制、HD camcorderも出来るだけ二台体制で臨むことになった。これが後日、思わぬ結果をもたらした。
こうした事前準備を経て、大会に突入したのだが、大会一日目は録音に関しても録画に関しても比較的順調に進んだ。写真撮影に関しても写真部の学生をリクルートしたおかげで多くの美しい画を写真に収めることが出来た。写真の一部は “Memories of JACET 2009” (タイトルは松根先生考案)として大会会場のロビーに掲示し、連日好評を得た。
大会二日目。この日は北海道の九月初旬にしては「暑い」一日となった。一日目に続き、教員と学生が一丸となって業務にあたったが、大会の「熱気」が実行委員会控室にも伝わったのか、編集作業に用いていたPCが何度もダウンしてしまい、HD camcorderで録画した映像データをDVD-Rに焼く作業が全く進まなかった。おかげで居残りして作業をすることになり、懇親会に10分程度しか参加出来なかった。(苦労しただけあってビールは大変美味しく感じたが、、、)
大会最終日は、ある講演を録音している最中、IC recorderのバッテリーが突然ダウンしてしまうハプニングもあったが、二台体制で臨んでいたおかげで事なきを得た。また、二日目にPCがダウンするというトラブルもあったが、記録部会員のチームワークにより、最終日の片付け作業が終了する頃にはCD-RやDVD-Rへの焼き増し作業、JACET全国大会特集号執筆者への記録メディアの送付作業、そして撮影した写真の編集作業を無事終わらせることが出来た。記録部会の皆様やご支援をいただいた運営委員会や実行委員会の皆様には大変お世話になった。本当にありがとうございました。
目時光紀(天使大学)
「目時先生、記録部会を手伝ってもらえますか?」と大会実行委員長の上野之江先生(北海学園大学)から依頼されたとき、「はい、分かりました」と二つ返事で了解した私目時は正直、記録部会の業務を安易に考えていた。支部大会や支部研究会で写真を撮ることが多く、今回の全国大会でも「記録=写真撮影」と考えていたからだ。後日、大変な誤りだったことに気づくことになる。
実行委員会のミーティングに出席して、記録部会の業務には二つの側面があることを知った。「大会の記録」としての側面と「JACET全国大会特集号の執筆者の支援」としての側面である。これらの両側面に対応する目的で、基調講演や招待講演、特別招待講演、そして全体シンポジウムなどの音声録音、映像録画、写真撮影を記録部会が担当することになった。
前年に早稲田大学で開催された全国大会では記録部員が二名と少なく、記録作業は困難を極めたと連絡を受けた。そのため、当初からのメンバーであった小林敏彦先生(小樽商科大学)と私目時に加え、萬谷隆一先生(北海道教育大学)と松根マーク先生(北海学園大学)、そして学生アルバイトの住友くん(北海学園大学写真部)と千葉くん(北海学園大学写真部)が加わり、教員四名と学生二名のエネルギッシュなチームとして記録部会は全国大会に臨むこととなった。
事前準備としてまず取り組んだことは、大会運営委員会から送られてきた資料をもとに、各部員の役割や大会の日程などが記載された「記録部会レジュメ」と各部員の役割がより詳細に記載された「作業分担表」を作成することだった。次に、CD-RやDVD-Rといった記録メディアの購入、JACET全国大会特集号の執筆者へ記録メディアを送付する際に必要となるEXPACK500や気泡緩衝シート(通称「プチプチ」)の購入、IC recorderやHD camcorderの(小樽商科大学より)レンタルに取り組んだ。
大会前日、記録部会は全員、大会会場である北海学園大学に集合して最終的な打ち合わせを行った。最も重要だったのは最善と思われる録音と録画ポイントを見つける作業だった。前述したとおり、記録部会が録音&録画した講演はCD-RやDVD-Rを通じて、その講演の概要をJACET全国大会特集号に執筆する先生方に送付されるのだが、送付した記録メディアの音質や画質の面で問題がある場合、執筆作業に悪影響を及ぼしかねない。従って、記録部会は録音&録画ポイントには細心の注意を払う必要があったわけだが、集音ポイントをめぐり大激論となってしまった。さすがCritical Readingを主な仕事とする大学教員である。
結果的に、萬谷先生と小林先生の提案によりIC recorderは各講演二台体制、HD camcorderも出来るだけ二台体制で臨むことになった。これが後日、思わぬ結果をもたらした。
こうした事前準備を経て、大会に突入したのだが、大会一日目は録音に関しても録画に関しても比較的順調に進んだ。写真撮影に関しても写真部の学生をリクルートしたおかげで多くの美しい画を写真に収めることが出来た。写真の一部は “Memories of JACET 2009” (タイトルは松根先生考案)として大会会場のロビーに掲示し、連日好評を得た。
大会二日目。この日は北海道の九月初旬にしては「暑い」一日となった。一日目に続き、教員と学生が一丸となって業務にあたったが、大会の「熱気」が実行委員会控室にも伝わったのか、編集作業に用いていたPCが何度もダウンしてしまい、HD camcorderで録画した映像データをDVD-Rに焼く作業が全く進まなかった。おかげで居残りして作業をすることになり、懇親会に10分程度しか参加出来なかった。(苦労しただけあってビールは大変美味しく感じたが、、、)
大会最終日は、ある講演を録音している最中、IC recorderのバッテリーが突然ダウンしてしまうハプニングもあったが、二台体制で臨んでいたおかげで事なきを得た。また、二日目にPCがダウンするというトラブルもあったが、記録部会員のチームワークにより、最終日の片付け作業が終了する頃にはCD-RやDVD-Rへの焼き増し作業、JACET全国大会特集号執筆者への記録メディアの送付作業、そして撮影した写真の編集作業を無事終わらせることが出来た。記録部会の皆様やご支援をいただいた運営委員会や実行委員会の皆様には大変お世話になった。本当にありがとうございました。
懇親会を担当して
懇親会を担当して
中屋 晃(事業部会・北星学園大学)
懇親会のよしあしで大会の印象が決まるという言葉にプレッシャーを感じつつ、前回の北海道大会で経験豊かな先生方に支えられて無事パーティーを終えることができました。会場となったサッポロファクトリーホールへは事前打ち合わせのために何度も通い料理、設営、進行、リハーサルなどについて細かく検討を加え準備してきましたが、その成果が試されたのが9月5日(土)の2時間だったと思います。
懇親会のねらいは、大会の緊張を解き会食・余興・歓談を楽しんでもらうことと、来賓の方々の挨拶や招待講演者の紹介などの式典を円滑に執り行なうことです。この目的を達成するためにまず重要となるのが会場の決定ですが、この第一歩で苦労することになりました。懇親会が行われる当日が土曜の大安吉日であったため、利用したかったホテルがどこも結婚式を優先して予約を受け付けてもらえず不安な思いを感じました。幸い、サッポロファクトリーホールが空いていることが分かりホッとしましたが、JACET全国大会のような大きな行事の日程を決める際には、週末の大安吉日は避けるべきでしょう。
次に重要となるのが料理です。サッポロライオンのケータリングサービスを利用し、250名の立食・飲み放題付き一人4000円メニューには旬魚のお造りとタラバ・ズワイガニが入っており、予算内で最高のものを揃えました。量についても事前の打ち合わせで充分に確保できるようにしたため、途中で食べ物がなくなってしまうことはなく、足りていたようでした。
余興については、信州から越後を経て蝦夷地の江差に伝わったとされる民謡の江差追分を髙井副支部長と第22代名人の上林氏の共演で唄っていただきました。実演に先立ち、約220年の歳月を越えて現在に引き継がれてきた江差追分の歴史を英語のビデオで紹介し、誇るべき伝統芸能が北海道にもあることをアピールしました。このアトラクションが始まるとカメラを手に撮影に夢中になる姿があちらこちらで見られ、特に海外からの招待講演者には好評でした。
歓談前の挨拶などフォーマルな部分については、司会役の新井先生による適切な進行と来賓担当者による誘導により、乾杯まで長かったにもかかわらず、順調にセレモニーを終えることができたと言えます。また、司会進行に欠かせない音響と照明が効果的で、依頼した演出オプション以上の音響機材を提供してくれたサッポロファクトリーさんにも感謝します。
懇親会の舞台裏で問題となるのが予算です。独立採算制となっており、収支決算がゼロとなるように準備を始めたのですが、参加者が何人になるのかがなかなか読めず予算を組むのに頭を悩ませました。結果的には幸い、ゲスト10名、事前申込で212名、当日申込で28名と必要とする人数に達することができ、受付担当の手際よい対応に大変助かりました。
事業部会としては、準備段階でいろいろ苦労はありましたが、進行がすばらしかったとかBGMの選曲が良かったなどの感想をいただき、ひとまず安堵しているところです。
中屋 晃(事業部会・北星学園大学)
懇親会のよしあしで大会の印象が決まるという言葉にプレッシャーを感じつつ、前回の北海道大会で経験豊かな先生方に支えられて無事パーティーを終えることができました。会場となったサッポロファクトリーホールへは事前打ち合わせのために何度も通い料理、設営、進行、リハーサルなどについて細かく検討を加え準備してきましたが、その成果が試されたのが9月5日(土)の2時間だったと思います。
懇親会のねらいは、大会の緊張を解き会食・余興・歓談を楽しんでもらうことと、来賓の方々の挨拶や招待講演者の紹介などの式典を円滑に執り行なうことです。この目的を達成するためにまず重要となるのが会場の決定ですが、この第一歩で苦労することになりました。懇親会が行われる当日が土曜の大安吉日であったため、利用したかったホテルがどこも結婚式を優先して予約を受け付けてもらえず不安な思いを感じました。幸い、サッポロファクトリーホールが空いていることが分かりホッとしましたが、JACET全国大会のような大きな行事の日程を決める際には、週末の大安吉日は避けるべきでしょう。
次に重要となるのが料理です。サッポロライオンのケータリングサービスを利用し、250名の立食・飲み放題付き一人4000円メニューには旬魚のお造りとタラバ・ズワイガニが入っており、予算内で最高のものを揃えました。量についても事前の打ち合わせで充分に確保できるようにしたため、途中で食べ物がなくなってしまうことはなく、足りていたようでした。
余興については、信州から越後を経て蝦夷地の江差に伝わったとされる民謡の江差追分を髙井副支部長と第22代名人の上林氏の共演で唄っていただきました。実演に先立ち、約220年の歳月を越えて現在に引き継がれてきた江差追分の歴史を英語のビデオで紹介し、誇るべき伝統芸能が北海道にもあることをアピールしました。このアトラクションが始まるとカメラを手に撮影に夢中になる姿があちらこちらで見られ、特に海外からの招待講演者には好評でした。
歓談前の挨拶などフォーマルな部分については、司会役の新井先生による適切な進行と来賓担当者による誘導により、乾杯まで長かったにもかかわらず、順調にセレモニーを終えることができたと言えます。また、司会進行に欠かせない音響と照明が効果的で、依頼した演出オプション以上の音響機材を提供してくれたサッポロファクトリーさんにも感謝します。
懇親会の舞台裏で問題となるのが予算です。独立採算制となっており、収支決算がゼロとなるように準備を始めたのですが、参加者が何人になるのかがなかなか読めず予算を組むのに頭を悩ませました。結果的には幸い、ゲスト10名、事前申込で212名、当日申込で28名と必要とする人数に達することができ、受付担当の手際よい対応に大変助かりました。
事業部会としては、準備段階でいろいろ苦労はありましたが、進行がすばらしかったとかBGMの選曲が良かったなどの感想をいただき、ひとまず安堵しているところです。
支部長選挙、開票報告
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JACET北海道支部 会員 各位
雪が風に舞う季節となりました。皆様には年末を迎え、なにかとお忙しいことと拝察申し上げます。
さて、11月20日締め切りの北海道支部長(10、11年度)選挙の開票が11月21日午後1時より北海道大学で選挙管理委員会(委員長:中屋晃;委員:三浦寛子、上野之江;開票立会人:坂内正)により行われ、以下の結果となりました。
1.投票総数:67
2.有効投票数:67 (11月20日必着分まで)
3.無効投票数:0
4.結果(アルファベット順):
新井良夫:30
高井收:36
白票:1
同日午後2時から開催の北海道支部役員会で、この結果が中屋選挙管理委員長より報告されました。これを受けて、西堀支部長より高井收先生に意志確認をして頂き、受諾の意向を確認致しましたので、ここにご報告申し上げます。
これからも会員の皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。
JACET北海道支部幹事 河合 靖
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JACET北海道支部 会員 各位
雪が風に舞う季節となりました。皆様には年末を迎え、なにかとお忙しいことと拝察申し上げます。
さて、11月20日締め切りの北海道支部長(10、11年度)選挙の開票が11月21日午後1時より北海道大学で選挙管理委員会(委員長:中屋晃;委員:三浦寛子、上野之江;開票立会人:坂内正)により行われ、以下の結果となりました。
1.投票総数:67
2.有効投票数:67 (11月20日必着分まで)
3.無効投票数:0
4.結果(アルファベット順):
新井良夫:30
高井收:36
白票:1
同日午後2時から開催の北海道支部役員会で、この結果が中屋選挙管理委員長より報告されました。これを受けて、西堀支部長より高井收先生に意志確認をして頂き、受諾の意向を確認致しましたので、ここにご報告申し上げます。
これからも会員の皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。
JACET北海道支部幹事 河合 靖
研究会報告
1)第1回研究会
日時:5月9日(土)1:30~2:30
場所: 北海学園大学 6号館3階 C31番
(1)「データ収集法の分類―学習者要因の場合」
河合 靖(北海道大学)
発表要旨:研究を進める上で,研究方法は背景となる理論とともに重要である。本発表では,応用言語学における研究方法を概観したのち,第二言語習得研究の学習者要因研究の分野における研究方法をデータ収集の観点から分類・考察する。
(2)「内観法によるデータ収集とリサーチデザイン―発話思考法(think-aloud)と再生刺激法(stimulated recall)を用いてどのように研究するか」
横山吉樹(北海道教育大学)
発表要旨:発話思考法(think-aloud)や再生刺激法(stimulated recall)という内観法によるデータ収集について,その実際のやり方,収集データの実例,問題点を示す。また,内観法を用いた研究にはどのようなものがあるのかを概観し,第2言語習得研究のリサーチデザインについて考察していく。
2)第2回研究会
平成21年8月1日(土) 13時30分~14時30分
場所: 北海学園大学 豊平キャンパス 7号館4階 D40番教室
発表:「小規模事業所の海外取引に関わる実務英語の事例研究-商談会における英語使用の問題点」
発表者:内藤永(旭川医科大学)、坂部俊行(北海道工業大学)、柴田晶子(専修大学北海道短期大学)、竹村雅史(北星学園大学短期大学部)、三浦寛子(北海道工業大学)、山田惠(北海道薬科大学)、吉田翠(ESP北海道顧問)、渡辺真美(東海大学)
要旨:小規模事業所が海外進出する際の有力なルートとして商談会がある。今回の発表では、2009年6月に札幌で行われた商談会のフィールド調査結果を踏まえて、英語使用の問題点を列挙し、英語教育の可能性について議論する。
3)第3回研究会
日時:平成22年1月30日(土)14:00~15:10
場所:北海道大学メディアコミュニケーション研究院棟(旧言語文化部棟)105室
発表:
1)Pragmatics 101 Zeff B. Bricklin (Hokkai Gakuen University)
This presentation will introduce the concept of pragmatics in the EFL classroom. It will briefly introduce some of the literature on this topic and discuss the research that shows it should form a crucial part of any language curriculum. New research into this topic will also be discussed. Some useful and dynamic pragmatic based activities will be suggested. (If time permits, the audience will be asked to reflect on their own teaching practices from the perspective of pragmatics.)
2)「理想的言語自己と心理的境界の働き ―英語学習への影響に関する考察」
菅原健太(北海道大学大学院)
理想的言語自己(ideal L2 self)とは、自分が理想とする言語使用者像を表したものである。この言語使用者像と認知的柔軟さに影響する心理的境界の薄さが、EFL学習における自己推進力にどのような効果をもたらすか理論的に考察する。
1)第1回研究会
日時:5月9日(土)1:30~2:30
場所: 北海学園大学 6号館3階 C31番
(1)「データ収集法の分類―学習者要因の場合」
河合 靖(北海道大学)
発表要旨:研究を進める上で,研究方法は背景となる理論とともに重要である。本発表では,応用言語学における研究方法を概観したのち,第二言語習得研究の学習者要因研究の分野における研究方法をデータ収集の観点から分類・考察する。
(2)「内観法によるデータ収集とリサーチデザイン―発話思考法(think-aloud)と再生刺激法(stimulated recall)を用いてどのように研究するか」
横山吉樹(北海道教育大学)
発表要旨:発話思考法(think-aloud)や再生刺激法(stimulated recall)という内観法によるデータ収集について,その実際のやり方,収集データの実例,問題点を示す。また,内観法を用いた研究にはどのようなものがあるのかを概観し,第2言語習得研究のリサーチデザインについて考察していく。
2)第2回研究会
平成21年8月1日(土) 13時30分~14時30分
場所: 北海学園大学 豊平キャンパス 7号館4階 D40番教室
発表:「小規模事業所の海外取引に関わる実務英語の事例研究-商談会における英語使用の問題点」
発表者:内藤永(旭川医科大学)、坂部俊行(北海道工業大学)、柴田晶子(専修大学北海道短期大学)、竹村雅史(北星学園大学短期大学部)、三浦寛子(北海道工業大学)、山田惠(北海道薬科大学)、吉田翠(ESP北海道顧問)、渡辺真美(東海大学)
要旨:小規模事業所が海外進出する際の有力なルートとして商談会がある。今回の発表では、2009年6月に札幌で行われた商談会のフィールド調査結果を踏まえて、英語使用の問題点を列挙し、英語教育の可能性について議論する。
3)第3回研究会
日時:平成22年1月30日(土)14:00~15:10
場所:北海道大学メディアコミュニケーション研究院棟(旧言語文化部棟)105室
発表:
1)Pragmatics 101 Zeff B. Bricklin (Hokkai Gakuen University)
This presentation will introduce the concept of pragmatics in the EFL classroom. It will briefly introduce some of the literature on this topic and discuss the research that shows it should form a crucial part of any language curriculum. New research into this topic will also be discussed. Some useful and dynamic pragmatic based activities will be suggested. (If time permits, the audience will be asked to reflect on their own teaching practices from the perspective of pragmatics.)
2)「理想的言語自己と心理的境界の働き ―英語学習への影響に関する考察」
菅原健太(北海道大学大学院)
理想的言語自己(ideal L2 self)とは、自分が理想とする言語使用者像を表したものである。この言語使用者像と認知的柔軟さに影響する心理的境界の薄さが、EFL学習における自己推進力にどのような効果をもたらすか理論的に考察する。
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